関税の仕組みと効果を理解して、お金の流れを知ろう

TPPの問題で話題によく上がるようになった関税。市場が世界全体でつながってしまった現代においては、完全になくすのは難しいものになりました。なくしてしまうと大変なことになるという話もありますが、これがなぜなのかちゃんと説明できますか?私たちの生活にも関わってくる深刻な問題なので、しっかり知っておく必要があると思います。ということで、関税とはどういうものなのか、一緒に学んでいきましょう。

関税とは
関税は、海外から輸入された物に対して課される税金のことです。間接消費税の一種で、品目ごとに違った税率がかけられます。世界の市場が繋がっている現代において、その影響を緩和する役目を持っています。

関税の効果
関税をかけるとどんな効果があるのかを見ていきましょう。まず一つ目の効果は、政府の収入が増えること。税金とは本来そのためのものなので、これは当然でしょう。海外から品物が入ってきて、お金が海外に流出するのが輸入ですから、そのマイナス分を補うような形になるのです。

二つ目の効果は、国内の企業を保護することです。海外から安い商品が輸入されると、国内の企業は打撃を受けます。それを緩和するために海外の商品に関税を上乗せし、それほど売れないようにする、という役目があるのです。関税をかけずに輸入すれば消費者が安いものを買えて良いという側面もありますが、国内の企業が育たないと経済の発達が遅れるので、全体としては良くない方向に行きやすいのです。

三つ目の効果は、あまり知られていないかもしれませんが、海外からの国内投資を誘致するということがあります。これは、関税をかけることで外国の企業が輸出をやめ、その国に工場を作ってそのまま売るという形にシフトする、ということが起こることを期待したものです。そうなると工場で使う部品をその国で調達したり、労働者を雇ったりすることが考えられるので、その国にとってはメリットがあるのです。